
「モーツァルト:ソナタ第2番Kv.280全楽章」
モーツァルトのソナタを全曲勉強してみたい、という希望があるYさんは今回のコンサートでは2番を全楽章弾かれました。いつもレッスンを録音して、お家で一つ一つの事柄を研究して次のレッスンに臨む、というスタイルを持っていらっしゃいます。
最近グランドピアノを購入してますますモチベーションがあがり、アーティキュレーションや音色にこだわりがあり、今回のソナタもとても生き生きと演奏されていました。
練習の環境を変えたり、明確な目的を持つ事も大切な事なのだな、とYさんの演奏を聴きながら思いました。

「カプースチン:ソナチネOp.100 ショパン:マズルカOp.59-1」
ピアノとリトミックの先生でご自身のお教室も開かれているMさんは、教えることだけに甘んじる事なく、いつも本当に謙虚に熱心に演奏法を学ばれていて、頭が下がる思いです。
今回はご自身の選曲で、カプースチンとショパンののようなスタイルの違う組み合わせはとても新鮮でした。
カプースチンはジャズの要素が多く入っているので、ショパンとは真逆のリズムだったり奏法が必要になります。その違いを意識しながら曲を作っていかれたようです。
ショパンのマズルカも独特のリズムが上手く表現されていました。

「ベートーヴェン:ソナタOp.57「熱情」全楽章」
Aさんは大学の私のクラスの学生さんでした。演奏活動をしていて、今もお仕事の傍ら、曲が仕上がってくるとレッスンにいらっしゃいます。
大学での学びはもちろん大切なのですが、その後続けて深めていくことがとても大切なので、Aさんのあり方はとても良いと思いますし、嬉しいです。
熱情ソナタを少しずつやっていましたが、このコンサートで全楽章演奏しました。それぞれの楽章の特徴がよく表れていたと思います。
また、Aさんならではの細部へのこだわりがあって、激しいイメージの曲ですが、美しい瞬間がたくさんありました。

「ラヴェル:水の戯れ」
オープニングで息子さんのSさんと素敵な連弾を聴かせてくれたAさん、ソロでも出演しました。
Aさんはやはり大学の私のクラスで学んだ後、フランスに留学しました。帰国後大きな音楽教室で講師を務めたりしていました。ご結婚されて今はお二人のお子さんの子育ての傍らご自宅で教室をしています。
軽やかで流れのある美しいラヴェルの演奏でした。これからもずっと弾き続けていって欲しいと願います。お子さんたちの成長(ピアノの方でも)もとても楽しみにしています。


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