プラネッツコンサート2026 Vol.6


大人の方々の情熱と挑戦

大人の方々の演奏も素晴らしいものでした。音楽への思いが半端ではないのです。「子供の頃にやっていた時よりずっと楽しい!」「やっと自分のための時間ができたから色々挑戦してみたい」‥など、本当に純粋でエネルギッシュな取り組みに、私も襟を正される思いです。

学びに年齢など関係ない、と、いうよりも、ますます深まっていくのではないでしょうか。

「ベートーヴェン:ソナタOp.28「田園」第1、2楽章

Cさんは友人の作曲家の生徒さんで、私のレッスンも受けにいらっしゃっています。長野にお住まいですが、遠方にもかかわらず大変熱心に通われています。

全ての音がイメージから出てきていて、ただ指で音だけ出している‥という瞬間がありません。やはり「学ぶ」意欲がすごいです。ベートーヴェンのソナタをしばらく続けてみたい、たくさんやってみたい!と、おっしゃっていました。

今回の「田園ソナタ」もとても良かったです。2楽章は長いので退屈してしまう事が多々ありますが、Cさんの演奏ではずっと楽しんで聴く事ができました。

「スカルラッティ:ソナタL.104 ブラームス:間奏曲Op.117-3」

Mさんはとても知的な方で、音楽を良く理解して納得してから弾かれます。普段のレッスンでも、スカルラッティのソナタやバッハの平均律ピアノ曲集をたえずやっていて、その他にもう一曲別の時代の作曲家の曲を勉強していくという進め方です。

「この部分はこのように捉えて弾くといいんですね!」といつも言ってくださるので、私もMさんの明るい笑顔に励まされています。

この日のスカルラッティは完成度も高く、またブラームスは表情豊かな素敵な演奏でした。

「ヘンデル:組曲No.11ニ短調HWV.437」

blog.Vol.1の連弾の会でご紹介したKご夫妻の奥さまのJさん。この方は私の姉の生徒さんだった方で、静岡県浜松市の同郷の方です。姉が急逝した時に連絡を取り合う事ができて、それ以来ご主人と一緒にこのコンサートの常連さんになってくださっています。

お家で良いピアノを弾いて練習されていることもあり、とてもまろやかなタッチを持っている方です。また音楽に造詣が深く、色々な曲を知っていて取り組んでいらっしゃいます。コンサートではご自身の演奏だけでなく、最初から最後まで一人一人の演奏をじっくりと聴いてくださって感想を言ってくれるので、とても励みになります。

ヘンデルの組曲は端正に仕上げられていて、とても美しい演奏でした。

「ショパン:スケルツォ第4番」

Kご夫妻のご主人のSさん、お仕事がお忙しい中(それは奥さまのJさんも同様なのですが)いつも華麗な演奏を聴かせてくれます。

だいぶ前にSさんから聞いたのですが、小さな頃ピアノをとても頑張っていて、コンクールでも優勝した事があるのに、勉強が大変になってきてやめてしまった、その事に後悔している、男の子たちにやめないで続けて欲しいから、このようなコンサートで弾くことにしています、との事でした。

ピアノの教師としてもとても嬉しい発言でした。ブランクなく続けていけたら本当に良いけれど、大人になってから再開して音楽と共に生きていけるというのも、また素晴らしいですね。

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